資金調達方法を2つに分類|直接金融と間接金融とは

2018/05/13
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資金調達は大きく分類すると2つに分かれる、といった特徴を持っているのです直接金融と呼ばれるものと間接金融と呼ばれるものです。

企業にとって資金調達は非常に大きなテーマと言っても過言ではありません。誤った調達方法を選択してしまうと、経営の負担になり続けてしまうこともあるのです。

今回は資金調達の直接金融と間接金融について徹底解説します。それぞれにはどのような特徴があるのでしょうか。

 

資金調達の分類|直接金融について

・直接金融とは

お金を出資する、ということを主に直接金融と読んでいます。
代表的なものとしたら「株式」や「債権」を利用した資金調達があります。

直接金融については、お金を出す方を投資家と呼んでいます。投資家は企業に対して出資をして、その見返りとして配当金や利息を受け取るわけです。または株式であれば、売却する、といった回収手段もあります。

・直接金融その1|株式の発行

会社として株式を発行します。新株発行によって自己資本が増加するので、会社に資金が増えることになるわけです。債務が多かったとしてもある程度までであれば耐えられるようになります。

ただし株式を発行したとしても購入してくれる人がいなければなりません。株主を探す、ということも必要になってくるわけです。

株式の発行による資金調達ですが、珍しいわけではありません。スタンダードな資金調達の一つの方法となります。融資による資金調達とは異なり、返済の必要がない、とのメリットにも注目です。

ちなみに株式を発行して自己資本を増加させると、対外的な信用が増す、といった効果が得られます。新規顧客を獲得することも可能になりますし、融資が受けやすくなることもあるのです。

・直接金融その2|社債の発行

企業が発行する債券のことを指しています。
金融機関から借り入れを実施するのではなく、自社で出資してくれる人を募るタイプの資金調達方法となっています。

ただしどのような起業でも社債発行による資金調達ができるわけではありません。社債を発行するためにはそれなりの信用が必要になってくるのです。例えば、東証の一部や二部に上場している、というようなケースでなければ厳しいです。

社債にはいくつかの種類があることも知っておく必要があります。

「普通社債」
「新株予約権付社債」

普通社債に関しては満期が設定されています。満期までは利子を支払い、満期を向かえると返済を実施することになるわけです。
ちなみに会社が存続をし続ける限り満期がない「永久債」と呼ばれるタイプの社債もあります。

新株予約権付社債ですが、要は株式に転換できる権利が付帯している社債なのです。社債でありつつも株式の側面も持っており、社債から株式に変わると発行した企業は償還の義務がなくなります。発行者にもメリットがあるのです。
一方で社債を獲得した方もメリットがあります。株価が値上がりすれば、利益が得られることになるわけです。多くの出資者に将来性があると判断されれば、新株予約権付社債が人気になることは間違いありません。

・直接金融のメリット・デメリット

メリットは高額な資金調達も可能、というところです。株式の発行や社債の発行によって数千万円から数億円の資金調達が出来た例も少なくありません。設備投資資金など高額な資金調達を計画している場合には、直接金融による対応も考えるべきです。

デメリットとしては信用があります。
直接金融が利用できるかは会社の信用が大きく関わっているのです。信用がないと判断された場合には、直接金融の利用はかなり難しくなります。そもそも信用のない会社に出資したい方はいません。

 

資金調達の分類|間接金融について

・間接金融とは

金融機関からお金をかりることを「間接金融」と呼んでいます。
金融機関は、まず預金者から資金を提供されることになります。その資金を利用して企業への融資を実施しているのです。ですから間接金融と呼ばれています。

一方でノンバンクのように預金システムのない企業からの融資についても、間接金融と呼ばれているのです。理解するのは少し難しいかもしれませんが、ノンバンクの中には銀行から資金提供を受けているケースも珍しくありません。ノンバンクも他からお金を借りて貸し出すこともあるので、間接金融と呼んでいるわけです。

ハッキリとした基準はありませんが、基本的には融資は間接金融系の資金調達である、と覚えておきましょう。

ちなみに企業系の融資に関しては間接金融の影響力はダウンしています。特にメガバンクは企業への融資を縮小している傾向にあるのです。

・間接金融その1|銀行融資

銀行からの企業融資ですが、低金利であり高額の利用が出来るチャンスもあります。条件が良い資金調達先となっているのです。

しかし審査が厳しいことでも知られています。事業計画書であるとか収支計画書なども提出しなければなりません。それらの書類も審査対象となっており、あまりにも楽観的であると審査落ちの原因になってしまうこともあるのです。

前述したようにメガバンクでは企業融資を縮小しています。銀行の企業融資に関しては、地方銀行が主体になりつつあるのです。銀行融資を希望しているのであれば、普段から取引のある地方銀行の利用を計画しましょう。

・間接金融その2|ノンバンク融資

その名のとおりに銀行ではない業者からの借り入れを指しています。
ノンバンクでは「ビジネスローン」と呼ばれている事業者専門のローンを実施しているのです。

ノンバンクの特徴としては金利の高さがあります。銀行と比較するとかなりの差となっており、長期的な利用には適していません。さらに貸し出し金額もそれほど高くはないのです。高額の利用を検討している、という方にはノンバンクはおすすめではありません。

一方で審査難易度は低めとなっています。銀行融資が利用できなかった場合でも、ノンバンクの審査には通った、というケースは少なくありません。

・間接金融のメリット・デメリット

メリットは比較的気軽に利用できるところです。
個人が利用しているローンの延長線上のようなもので、中にはローンカードが発行されて繰り返し利用できるようなケースも少なくありません。
ノンバンク限定となりますが、審査難易度が低い、というところもメリットに入れて良いでしょう。

デメリットは返済がある、という部分です。間接金融は直接金融とは異なっており、返済の義務が発生してしまうのです。毎月返済金が発生するので、大きな負担となりかねません。
特に金利が高く設定されているノンバンク利用の場合には注意しましょう。

 

直接金融でも間接金融でもない!?|ファクタリングについて

ここまで紹介した直接記入や間接金融のどちら魅力的ではないと感じた経営者の方もいるかも知れません。そういった方には「ファクタリング」をおすすめします。

ファクタリングとは売掛金を売却する資金調達方法となっており、出資でもありません。借り入れでもないので返済の必要もないのです。
ファクタリングは売掛金を売却して少しでも早く現金を獲得するタイプの資金調達法です。

調達金額は売掛金の額によって左右されます。取引方法によって手数料率が変化するので利用前に確かめておきましょう。

審査難易度はそれほど高くありません。そもそも売掛金は自社が支払うものではありません。売掛先が支払うものなので、審査対象は売掛先なのです。

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