売掛金を有効活用して運転資金を調達する方法とは

2018/04/14
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会社として機能していくためには、一定の運転資金を保持し続けることは必須です。運転資金がなくなってしまえば、倒産することになってしまいます。

しかし資金繰りが悪くなることもあります。そこで注目すべきなのが売上債権です。売上債権の一つに売掛金がありますよね。

売掛金を有効活用すれば運転資金を得られることにもなるのです。

売掛金を利用した資金調達方法としては「ファクタリング」と「売掛金担保融資」があります。こちらではその2つを中心に解説します。

資金繰りが悪くなっている会社は必見です。

 

売掛金の有効活用その1|ファクタリングについて

・ファクタリングってなんだ?

ファクタリングとは売掛金を売却することを指しています。要は所有権を譲渡してしまうのです。

ファクタリングを買い取る専門の業者があり、そちらに売掛金を購入してもらうことで早期の現金化を目指すのがファクタリングです。そもそも売掛金は入金されるまでに非常に時間がかかる、といった特徴があります。

売掛金は1ヶ月後であったり2ヶ月後であったりなど、入金までにはかなりまたなければなりません。現金決済であればすでに会社のお金となっているはずですが、売掛金が関わってくると入金までにタイムラグが発生し、資金難のような状況に陥りやすいのです。特に売掛金を利用した取引を多く利用している、という会社は資金繰りについては注意しなければなりません。

・ファクタリングには「2社間取引」と「3社間取引」がある

ファクタリングは、2社間取引か3社間取引によって内容が大きく異なってきます。

2社間取引ですが、自社とファクタリング業者のみが契約する内容となっています。売掛先は契約には関わってきません。そのおかげで売掛先にファクタリングの利用が発覚するようなことがないわけです。気軽に利用できる、といったメリットがあります。
一方で売掛先から売掛金を回収したあとにファクタリング業者に支払う、といった手間がかかることになります。さらに手数料が3社間取引に比べて高く設定されているのが玉に瑕です。

3社間取引については、売掛先も契約に関わってきます。自社とファクタリング業者、さらに売掛先にも関わるからです。売掛先が契約に関わるということですが、直接的に関わってくるわけではありません。売掛金が譲渡された、との通知を受けるだけです。しかし売掛先に売掛金を売却したことが発覚してしまうのです。売掛先への通知は3社間取引の最大の問題点でしょう。
一方で2社間取引と比べると手数料が低めに設定されています。お得に売掛金を現金化できるわけです。

・現金化までの速度とは?

業者によっても異なりますが、最短即日から翌営業日くらいで対応してくれるところもあります。少しでも早く資金調達をしたい、といった希望を叶えてくれるのもファクタリングの良いところです。

 

売掛金の有効活用その2|売掛金担保融資について

・売掛金担保融資ってなんだ?

売掛金を担保に入れてお金を借りる、という方法です。ファクタリングとは異なり借り入れとなっているのです。売掛金を売却するわけではありません。

そもそも売掛金は1ヶ月後か2ヶ月後には現金化されることになります。ですから高い信用を持っている、ということになるわけです。そこでその信用を担保にお金を借りる、ということが出来るわけです。

売掛金担保融資に関しては銀行だけが行っているわけではありません、ノンバンクも実施しているので、比較的選択肢は多くなっています。一般的には銀行のほうが審査は厳しく、ノンバンクのほうが審査は易しい傾向にあります。

・売掛金担保融資の条件とは

売掛先の企業ですが、国内の企業であったり国内の官公庁であったりしなければなりません。海外企業との取引の売掛金については、担保として利用できないのです。

信用保証協会からの保証を受けることも条件に入ってきます。金融機関側は、売掛債権の補償を信用保証協会に対してお願いをするのです。
かりに返済がされなくなった場合には信用保証協会から回収することになります。そして信用保証協会は代位弁済を行う代わりに、資金の回収に乗り出してくるのです。
補償されたからといって、支払い義務がなくなるわけではありません。

・売掛先への通知はあるのか?

売掛金担保融資を利用する場合ですが、売掛先に何かしらの通知がいってしまう、ということはありません。そもそも売掛金担保融資は、あくまで担保として売掛金を入れるだけです。売却するわけではないので、売掛先に通知が行くような必要はないわけです。

売掛金担保融資には売掛先にバレずに利用できる、といった嬉しいメリットがあるのです。

・どの程度の金額が調達できるのか?

売掛金の金額によって調達できる額は変わってきます。一般的に売掛金の70%から90%程度が調達可能である、ということがいわれているのです。
ただし売掛先の信用も大きく関わってくるので、仮に「信用がない」と判断された場合には調達額は大きく下がることになってしまいます。一方、大手で信用のある企業の売掛金であれば、大きな金額の調達ができることもあります。

・回収が遅れている売掛金で売掛金担保融資は利用できるのか?

回収が遅れている売掛金については売掛金担保融資が利用できません。
また譲渡できない特約がついている売掛金も存在しています。譲渡不可の特約がついている売掛金も担保融資は利用できないので気をつけましょう。

 

ファクタリングと売掛金担保融資のどちらを利用すべきか?

・売掛先の通知が判断基準になることも

売掛金担保融資かファクタリングの2社間取引がおすすめです。

売掛先への通知はまずい、というケースもあるでしょう。古くから付き合いのある企業であれば理解してくれるかもしれません。しかし新規の取引先であれば、警戒されてしまい取引量が今後減らされてしまうかもしれないのです。

売掛金担保融資であれば、売掛先の通知はありません。売掛先にだまって資金調達ができるわけです。
一方でファクタリングも売掛先にバレないようにする方法があります。3社間取引の場合は、売掛先に通知がいってしまいます。しかし2社間取引であれば通知はいきません。自社と業者のみで契約できるのです。

・資金調達のスピードが判断基準あることも

スピードにこだわっているのであればファクタリングの2社間取引がおすすめです。

資金繰りの悪化の影響で、少しでも早く資金を調達しなければならない、というケースもあるでしょう。少しでも早く資金を調達したいのであれば、ファクタリングの2社間取引がおすすめです。

そもそもファクタリングは最短即日や翌日の資金調達も可能なのです。さらに2社間取引であれば、売掛先に通知が行くこともありません。時間がかからないので早期の現金化ができるわけです。

一方で売掛金担保融資に関しては、売掛先企業の調査だけではなく自社の信用調査も行われることになります。最終的には自社から返済してもらわなければなりません。ですから売掛先だけではなく自社の信用も大きく関わるわけです。審査にはある程度の時間がかかるので、スピード感のある資金調達は難しいのです。

・自社の信用が判断基準になることも

ローンを利用すると自社の信用に傷がついてしまうことになります。信用情報をチェックすれば借り入れしたことがわかってしまうわけです。

ファクタリングであれば融資ではないので、信用を下げることはありません。会社としての借り入れがしやすい状態を今後も維持できるわけです。

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