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売掛金の貸し倒れが起きたらどうする?借入のトラブルにも注意

ファクタリング2017/11/15

売掛金は、相手の会社の都合により返済されない状況となり、トラブルが起きてしまう場合もあります。トラブルに陥ってしまった場合は、相当な苦労をすることとなってしまいます。本来ならそうした状況に陥らないように思われていることが、意外な事実によって返済されなくなり、売掛金の貸し倒れ状態になってしまいます。貸し倒れに陥った時に行う対応が重要になってきます。

売掛金は貸し倒れも起こりやすい

本来なら返済されて、売掛金は利益として回収できるようになります。利益となってくれるようなら、問題なく事業を展開し続けられるのですが、売掛金の問題として、貸し倒れが起こりやすくなっている問題も出ています。貸し倒れとなってしまった場合は、売掛金を回収できないため、損失として計上します。

何とか説明するなどして、返してもらえるように調整するのも会社として行いたいですが、倒産などの理由から回収不可能になってしまう売掛金もあります。何をやっても返済されないと思われるようなら、不良債権として処理したほうが楽でもあります。ただ、金額が多くなってしまうと、より負担が大きくなってしまうのです。

起こりやすいことを前提に、信頼できる企業とつながっていくことが重要になると思ってください。信頼できない企業と売掛金の契約をしている場合は、回収できない金額が生まれてしまい、利益が損失に変わって大変なことになります。

売掛金が貸し倒れ扱いとなる事例

売掛金は、貸し倒れ扱いとなる事例が結構あります。事例を理解して行動していくことが重要になりますので、出来る限り情報を整理して活用していくことが重要だと思ってください。

事例1:倒産した場合

会社が倒産することとなった場合は、当然ですが回収できない債権が増えることになります。債権の回収が困難となっている時点で、売掛金は返してもらえません。つまり回収できないものに変わってしまい、利益が損失に変更されるようになります。

倒産してしまう場合は、通知が来る場合もあります。会社更生法を利用していることなどが示され、回収できない金額が生まれることもわかってくるのです。

倒産した場合は、何をやっても回収できる状況にはなりませんから、不良債権として処理することとなります。ただ、この方法で売掛金が損失に変わった場合、50%しか処理できない形となるため、気をつけて処理しなければなりません。誤った処理は税金の問題が生まれます。

事例2:取り立てを行っても返済されない場合

何度も取り立てを行ったものの、債権を回収できる見通しが立たないなどの理由から、貸し倒れ扱いとする場合があります。条件が幾つか存在しており、相手の会社が債務をかなり抱えている状態で、返済できるような状況になっていないなどの状況が必要となります。

条件に満たないのに返済されない場合は、売掛金の回収を要求してください。要求していけば、支払ってくれる会社がないわけでもありません。色々な話を進めるようにして、支払いの期限などを引き伸ばすなどの対応を行ってください。

事例3:災害によって返済不能になった場合

最大が発生して、多額の損失を計上している場合は、支払いが行われない可能性もあります。この時点で売掛金が残っていた場合は、貸し倒れ扱いとして処理しても構いません。相手企業の存続を重要視することとして、売掛金の支払いを免除する形になります。

特に大地震や気象条件によって大きな損害が発生している場合は、売掛金の回収を諦めることもあります。会社が倒産すると、処理できる金額が制限されてしまうこともあり、先に売掛金を貸し倒れ扱いとして、回収できなかった金額を処理していく方法も採用されています。

ファクタリングの場合はどうなるのか

ファクタリングを活用していて、売掛金が貸し倒れ状態となった場合は、2つの方法によって処理されます。どちらにしても、会社側へのリスクは避けられない部分です。

借りた会社が返済する場合

ファクタリングの契約は、借りている会社が支払うのではなく、売掛金によって支払いを行ってくれる会社が返済対象となります。売掛金を持っている会社にお願いして債権を譲渡し、その支払を行ってもらうことでファクタリング会社からお金を借りていく方法です。

しかし、貸し倒れの状態となってしまった場合、契約によって借りている会社が支払の対象となります。つまりファクタリングの会社と契約して、お金を借りた会社が代理で支払い、売掛金の処理をしなければなりません。

処理ができなかった場合は、ファクタリングの契約は終わらないままです。契約する時に、返済する対象が変わるように約束されているなら、支払いのリスクが生じるものと思ってください。遅延金などは生じないので安心しても構いませんが、借りた会社が返済するのは結構大変なことですし、準備をしていないので返済できる余裕が無い場合もあるのです。

返済の義務が生じない場合

契約の方法によっては、ファクタリング会社が返済を要求しない場合もらいます。支払いができなくなった時点で、回収を諦めて貸し倒れとして処理することとなります。この方法は、借りている会社としてはありがたいものですが、その分だけ手数料を支払うことになります。将来のリスクを持っているので、その分を先に払ってもらいたいと考えているのです。

返済の義務が生じないことによって、安心して契約できるメリットを持っているのですが、手数料によって多くの支払いをしなければなりません。借りている金額が多くなると、事前に数百万円の支払いが必要となり、手数料が多くなってしまうことで不利になってしまいます。

相手の企業が倒産するかもしれないと考えているなら、返済の義務を必要としない方法で契約しておくのもいい方法です。ファクタリングの場合は、契約する時の条件を変更しておけば、会社へのリスクを軽減できるのです。ただ、手数料の支払いは増加しますので、負担増を避けることができません。

貸し倒れをしないために

売掛金の貸し倒れを避けるためには、何としても信頼できる企業と契約して、売掛金を払ってもらうことです。信頼できそうにない企業とは、売掛金の約束をしないほうが良いでしょう。回収できない状況に陥ってしまうので、返済されないことの問題が大きくなってしまうのです。

また、売掛金の約束を行う時に、支払いやすい期限を設定するのも重要になります。期限が支払いづらい状況となっていて、とてもじゃないけどこの日程では厳しいと思われているなら、返済に応じてくれない可能性があります。返済しやすい状況を作ってあげることが第一ですから、問題なく返済されることを意識して契約を行いましょう。

最後に、ファクタリングとして活用する場合は、絶対に倒産しない企業の売掛金を対象にしてください。倒産するような企業の売掛金を使ってしまうと、将来の問題が起こりやすくなります。信頼できると思われる売掛金を活用して、お金を借りたほうが良いでしょう。

貸し倒れは売掛金ほど気をつけること

何も知らないで契約していると、大きな問題が生じてしまいますし、売掛金に関連して将来のリスクが高まってしまいます。貸し倒れをされるような契約をしないように心がけていくと、安心できる状況が生まれます。

売掛金の契約は、相手企業にとって楽にさせている状況ですので、返済されるような約束をしっかり結んで、安心して返してもらえるようにしましょう。

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