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即日融資と2社間ファクタリングの即日現金化のどちらを選ぶべき?

ファクタリング2019/02/06

即日融資などで資金を調達したいという場合は、急な出費で手元の資金に不足が生じている場合などでしょう。

借り入れの申し込みを行えば、審査や手続きなどに時間がかかることもあるため、即日融資で借り入れできる方法は限られているといえます。

即日、資金が必要という場合には、売掛金を売却して現金化し資金調達する方法であるファクタリングを利用することでも可能ですが、ファクタリングには2社間と3社間があり、即日現金化できるのは2社間に限られます。

そこで、すぐに資金を調達しなければならないという場面において、即日融資できる借り入れ方法や、即日現金化を可能とする2社間ファクタリングについてご説明します。

 

銀行から当座貸越枠が設定されている場合

中小企業の中には、銀行から当座貸越枠を設けてもらっているという会社もあるでしょう。

当座貸越とは銀行などの金融機関が行う融資の1つであり、事前に融資を可能とする限度額を設定しておき、その範囲内であれば自由に借り入れを行うことができるという仕組みです。

法人向けの当座貸越には、一般当座貸越と専用当座貸越があり、そのうち一般当座貸越は当座預金口座が必要となります。仮に、当座預金が出金や手形決済などで残高不足になってしまうと、事前に設定していた借入限度額までは自動的に融資が行われます。

専用当座貸越の場合は当座預金口座を開設しなくても利用することができ、貸出専用の枠を設定しておくことにより、払出伝票やキャッシュカードを使って限度額の範囲内で借り入れを可能とします。

急な資金にもすぐ対応できるため、銀行から即日融資を受けたいという場合には当座貸越で融資枠を設けてもらうとよいでしょう。

 

当座貸越での即日融資は優良な企業のみが活用できる方法

借り入れのたびに銀行と契約を締結する必要がないため、大変便利な資金調達の方法です。ただし、銀行側からみれば高いリスクを抱えることになるため、企業規模が大きく、業績もかなり良好な状態であり、優良な担保を保有しているといったケース以外では、当座貸越を利用することはできないと考えられます。

 

銀行のビジネスローンなら即日融資は可能?

銀行から当座貸越枠などを設けてもらっていない場合には、銀行に融資の申し込みを行ったとしても、通常は手続きが完了して融資が実行されるまで数週間はかかります。

信用保証協会を利用する借り入れの場合には、信用保証協会と銀行のどちらでも審査が行われますので、さらに時間がかかるといえるでしょう。

銀行のプロパー融資ではなく、ビジネスローンなら即日融資が可能なのでは?と思うかもしれませんが、こちらも即日に融資されることはありません。

もし、ビジネスローンで即日融資を希望するなら、ノンバンクからの借り入れを検討することが必要となります。

 

即日融資を可能とするのはノンバンクからの借り入れ

ノンバンクでも大手消費者金融のビジネスローンでは、審査にスコアリングシステムを採用しているため、必要情報を提供すると自動的にコンピュータが審査を行うことになります。

審査結果が出るまで時間がかからないため、決算書など必要とされる書類を抜かりなく提出することができれば即日融資も可能となるでしょう。

また、ノンバンクの中には当座貸越型のビジネスローンで貸し付けを行っている業者もあります。この場合、資金が必要ないときに融資枠だけ設けておくことで、後に発生した急な出費にも対応しやすくなるはずです。

本当に即日融資を必要とする場面で申し込みを行っても、状況が悪化していることで審査が通らなくなる可能性もありますので、融資枠だけ作っておくと安心できるかもしれません。

 

即日融資で借金を増やすことに抵抗があるのなら

いずれにしても、即日融資を受けるということは、借金を増やすことになってしまいます。当座貸越やビジネスローンで事前に融資枠があれば確かに安心ですが、いつでも借り入れできる状況から気が緩んでしまい、必要のない資金までつい借りて使ってしまう可能性も否定できません。

借り入れで資金を調達するのではなく、そもそも入金予定の売掛金を先に現金化するファクタリングなら、即日現金化にも対応でき借金を増やすことはなく安心して資金調達できます。

ファクタリングとは、企業が保有している売掛債権をファクタリング会社など専門業者に売却し、回収期日前に現金化する資金調達の方法です。

信用力の高い売掛債権を保有しているのなら、銀行融資やビジネスローンなどより審査に通りやすいため、即日資金を調達できる可能性は高くなります。

ただし注意したいのは、ファクタリングにも2社間と3社間という種類があり、即日融資が可能になるのは2社間のみという部分です。

 

なぜ2社間だけが即日現金化を可能とするのか

なぜ2社間のみが即日現金化が可能になるかという点については、2社間と3社間、それぞれのファクタリングの仕組みを確認するとわかりやすいはずです。

 

3社間でのファクタリング取引の仕組み

3社間の場合、ファクタリングの利用会社、ファクタリング会社、売掛先企業の3社が取引に関係することになります。

ファクタリングの利用会社が売却する売掛債権をファクタリング会社が買い取って現金化された後、売掛金の期日が到来すれば、ファクタリング会社は売掛代金を回収することになります。

3社間の場合、期日に回収する売掛代金は、売掛先企業からファクタリング会社に直接送金してもらうことになります。

 

2社間でのファクタリング取引の仕組み

2社間の場合には、売掛先企業には売掛債権が売却されることを知らせず、ファクタリングの利用会社とファクタリング会社だけで取引を行います。

売掛先企業に売掛債権を売却することを知られると、その後の取引に悪影響を及ぼしたり、信頼関係に傷が付くのではないかと心配する企業も少なくありませんので、そのような場合、2社間でのファクタリングを行うこととなります。

2社間においては、ファクタリング会社が買い取った売掛債権の期日には、売掛先企業からファクタリングの利用会社に売掛代金が支払われることになります。そして、ファクタリングの利用会社が、受け取った売掛代金をファクタリング会社に支払うという流れです。

 

3社間のほうが行う手続きが増える分、即日現金化は困難に

2社間では売掛先企業がファクタリング取引に関与せず、3社間は売掛先企業もファクタリングに参加するといった形になるため、この違いが即日現金化を可能とするかどうかに大きく関係することになります。

手続きの流れ上、2社間であれば即日現金化は可能ですが、3社間の場合には行わなければならない手続きが増える分、即日現金化は難しいといえるでしょう。

 

ファクタリングの魅力は即日現金化だけではない!

ファクタリングの魅力は、即日現金化を可能とするだけでなく、信用力の高い売掛債権を保有していれば利用できるという点です。

企業の経営状況が思わしくない場合など、ファクタリングを利用するときの審査にも大きく影響するのではないかと心配する企業もあるようですが、決算が赤字の場合や税金を滞納している場合などでも資金を調達できる可能性が高いといえます。

 

審査で重視されるのは売掛先企業の信用力

ファクタリングで実施される審査は、銀行やノンバンクなどで行われる審査のように、融資など利用する方を対象とするものではありません。

売却の対象となる売掛債権が、本当に支払期日に決済されるかが重要になるため、ファクタリングの利用会社の決算書の確認などはされるものの、最も重要になるのは売掛先企業の信用力です。

 

まとめ

もし銀行やノンバンクなどで融資を申し込み、審査に落ちて即日融資どころか借り入れ自体ができないという場合でも、ファクタリングなら資金を調達できるかもしれません。

急に資金が必要になり、急いで調達しなければならなくなる理由はそれぞれですが、そのような場合でも対応できる方法ですので、保有している売掛金などがある場合にはファクタリングを検討してみることをおすすめします。

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