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ファクタリングによる資金調達を成功させる方法6つ!

ファクタリング2018/04/30

ファクタリングは一般的な融資による資金調達とは全く内容が異なります。売上債権を売却する、といったタイプの資金調達方法なのです。

ですから融資を成功焦るための方法とファクタリングを成功させるための方法は異なります。

こちらではファクタリングを成功させるために必要になってくるポイントを紹介していきます。ファクタリングを利用して各自いつに資金調達したい、と考えている方は必見です。

 

ファクタリング成功のポイント1|売掛先の信用度

・売掛先の信用度が高くなければファクタリングは成功しない

ファクタリングは融資と異なった審査を行います。
融資による資金調達ですが、審査対象となるのは自社です。自社に返済能力があるのか、という部分を審査されるのです。しかしファクタリングは売掛金の譲渡なので、基本的に返済というものはありません。期日に入金した売掛金をファクタリング業者へ支払うだけです。

そこで問題になってくるのが売掛先の信用度です。信用度とは、「売掛金の支払い能力」と考えてください。要は売掛先の支払能力が高いと判断されなければファクタリングによる資金調達は成功しないのです。

売掛先が赤字決済である場合には、資金力がないと判断されます。期日通りに支払いがしてもらえないのでは、といったことをファクタリング業者も考えることになり、審査落ちになってしまいます。

売掛先の会社としての規模、というものも信用度に関わります。大企業であれば、そう簡単には倒産することはありません。資金力もあり、売掛金を期日通りに支払ってくれると考えられるのです。しかし中小企業ともなると景気による影響を強く受けることになります。急に資金繰りが悪化して売掛金が支払えなくなる、ということも考えられるわけです。売掛先が大企業のほうがファクタリングによる異資金調達は成功しやすいのです。

売掛先の創業年数も審査は大きく関わってきます。創業年数が短い企業の売掛金であると、評価は下がってしまいます。実は企業の創業年数というのは信用にも直結するのです。長ければ長いほど評価される、ということは覚えておかなければなりません。

・信用度の高い売掛先の条件例

①黒字決算が続いている
②会社の規模が大きい
③創業年数が長い

もちろん上記の3つだけで判断しているわけではありません。しかし上記の3つはファクタリング業者としても情報を得やすいのです。
ファクタリングの審査には大きく関わってくるので、審査に確実に通りたいのであれば、上記の3つに秀でている売掛先の売掛金の売却を検討しましょう。

【ファクタリング依頼会社と売掛先企業の取引期間が審査に影響を与えることも】
ファクタリング依頼会社と売掛先の取引期間が長ければ長いほど、ファクタリングの審査が有利になることもあります。取引を長期的に続けているということは信頼関係が出来上がっている、と考えられるからです。売掛金が期日通りに支払われる可能性が高いと判断してくれるのです。

 

ファクタリング成功のポイント2|入金日までの日数

・入金日までの日数が短いほどファクタリングは成功しやすい

ファクタリング業者が重要視するのは「リスク」です。
リスクが高いと判断すれば審査は厳しくなります。一方でリスクが低いと判断すれば審査は優しくなるのです。

そこでファクタリングのリスクの一つに入ってくるのが「入金までの日数」なのです。いわゆる売掛金の決済日ですね。

・売掛金の入金日まで短い・・・審査は易しくなる
・売掛金の入金日まで長い・・・審査は厳しくなる

売掛金の入金日が短ければ、リスクはそれほど高くいない、と判断されます。例えば「2週間後に入金予定の売掛金」と「2ヶ月後が入金予定の売掛金」とではリスクが大きく異なるのが分かりますよね。

売掛先がいつ資金難になるかはわかりません。資金難になってしまえば、売掛金の回収が遅れてしまうことも考えられるのです。場合によっては倒産してしまうかもしれません。売掛先に倒産されてしまえば、売掛金が回収できなくなってしまいます。

確実に資金調達を成功させたいと考えているのであれば、できれば1ヶ月以内に決済日が来る売掛金の売却を検討しましょう。1ヶ月以上先に期日がやってくる売掛金については前述した信用度の高い会社のものであれば大丈夫かもしれませんが、信用度が低い会社のものであると断られてしまうかもしれないのです。

・豆知識|期日通りに売掛金が支払われなかったらどうなる?

期日通りに支払いが行われなかった場合には、償還請求権が関わってきます・

・償還請求権ありのケース・・・代わりにファクタリング業者へ支払わなければならない
・償還請求権なしのケース・・・ファクタリング業者へ支払う必要なし

売掛金については売掛先の都合で入金が遅れてしまうこともあります。売掛先の資金繰りが悪化すれば、予定から2ヶ月や3ヶ月遅れて入金される、ということもあるのです。
そんなケースにおいて償還請求権ありで契約を結んでしまうと、売掛先から支払いがなかったら自社でカバーしなければなりません。非常にリスクが高いのです。

もしもの時を想定してなるべく償還請求権なしで契約を結びましょう。償還請求権無しで契約を結べば、売掛先から入金がなかったとしても自社が補償する必要はありません。

 

ファクタリング成功のポイント3|自社の信用度

・自社の信用度も審査には影響を与える

ファクタリングはたしかに売掛先が審査のメインとなっています。しかし自社に対して審査を全く実施しないわけではありません。ですから審査について自社の信用が一定の影響を与えることは間違いありません。

・資金繰りの状況はどうなっているのか?

資金繰りが悪化している方こそファクタリングを利用するはずなので、多少悪化しているような状態であったとしても問題ではありません。
ファクタリング業者が注目しているのが、資金繰り悪化の状況がイレギュラーなものなのか、それとも継続的なものなのか、という部分です。

・資金繰りの悪化が継続的である・・・審査は厳しくなる
・資金繰りの悪化はイレギュラーである・・・審査は優しくなる

資金繰りの悪化が突発的なものであると判断できれば、ファクタリング業者としては安心します。通常の経営状態には問題がない、と判断できるからです。しかし継続的に赤字決済になっている会社であれば、資金調達に成功したとしても焼き石に水かもしれません。

ファクタリング業者としてもリスクは取りたくありません。資金繰りの状況はしっかりと確認されるので注意しましょう。

・借り入れの状況はどうなっているのか?

自社の借入件数や借り入れ履歴についてはチェックされます。
借入件数が多い場合には、多重債務状態に陥っているわけです。ファクタリングを利用したとしても、そのお金のほとんどが返済金に回されてしまうかもしれません。もちろん返済金に利用してもよいのですが、ファクタリング業者としては「売掛金が回収する期間まで企業として存続してくれるのか」という部分が気になってしまうのです。

また借り入れの履歴も審査には関わってきます。借り入れをどの程度行い、返済を計画通りに行えたのか、という部分をチェックしてきます。借り入れを利用したとしても、返済を計画的に実施していれば問題はありません。しかし返済に定期的な遅れがある場合には、ファクタリングとはいえ審査に通るのはかなり難しくなります。

・税金の支払いについて

税金が未納であったとしてもファクタリングは利用できます。しかし税金が未納であれば、審査に落ちる可能性は高まってしまう事実もあるのです。

そもそも税金を滞納していると、最終的には税務署から売上金の差し押さえというものが実施されてしまうのです。その結果、売掛金の回収に問題が発生する可能性も捨てきれません。

税金未納である場合には、未納状態を解消してから申し込みをしたほうが良いわけです。

 

ファクタリング成功のポイント4|ファクタリング額が適切であるか

・月商に対して高すぎる売掛金の売買契約は難しい

月商とは年収を12で割ったものと理解してもらって構いません。要は1ヶ月分の売上のことを月商と呼んでいるのです。

仮に月商が1,000万円であった場合に、1,200万円の売掛金をファクタリングしようとします。明らかに月商に比べて売却する売掛金の額が高すぎます。その結果、審査はかなり厳しくなってしまうのです。月商に対して売却する理掛け金の金額が高すぎると、買い取っても回収できない可能性が出てきてしまいやすいからです。
そもそも月商に対して高すぎる金額の売掛金を売却する、ということはかなり追い込まれている、と考えられます。リスクが高い債権と判断して、避けられてしまうケースが増えてしまうのです。

もちろん売掛先の信用度が高ければ審査OKとされるでしょう。そのかわりに手数料率が高く設定される可能性もあります。手数料率が高くなってしまうと実際に手に入る現金が少なくなってしまうので、ファクタリングを利用する旨味がなくなってしまいます。

・月商に対してどのくらいの割合の売掛金ならオーケーなのか?

一律のボーダーラインというものはありません。
ただし月商を超えてしまうような売掛金の売却は基本的に無謀です。できれば月商の半分程度以下の売掛金の売却を検討しましょう。月商の半分程度であれば、許容範囲と考えているファクタリング業者が多いです。

 

ファクタリング成功のポイント5|必要書類を用意している

・審査の判断基準をしっかりと提出すること

ファクタリング業者ではより正確な情報を用いて審査を実施したい、と考えています。そこでいくつかの書類の提出を求めてくるのです。必要書類のすべてを正確に準備しておくことで、ファクタリングの審査に通過する可能性は高まります。

【ファクタリング申し込みで必要になる書類例】
・履歴事項全部証明書
・印鑑証明書
・決算書
・決算後からの試算表
・納税証明書など

ファクタリング業者によっても必要書類は異なってくるので事前に確認しておきましょう。ちなみに審査を少しでも早く行ってもらうためにも書類を前もって準備しておく、ということは大事です。

必要書類の中で注目してほしいのが「試算表」です。試算表については決算書だけでは把握できない、企業としての現状や未来が把握できるものです。ファクタリング業者としてもかなり審査で重視してくる資料の一つです。
試算表を作成する時ですが、あまり理想的なものにしないでください。もちろん赤字の予想をしたら良いと言っているのではありません。しかしあまりにも理想的な内容にしてしまうと、「見通しが甘すぎる」と判断されてしまうのです。

現実に即した実現可能な試算表の内容にしましょう。

 

ファクタリング成功のポイント6|第一印象が良いこと

・面談で好印象を与えること

実はファクタリングの成功は見た目も関わってくるのです。
ファクタリングを利用する時は相談などをするために面談が実施されることも多いです。その時に、信頼できる経営者であるのかもチェックされてしまいます。
身なりなどに気を使っていないと、だらしがない経営社、といった判断をされてしまいかねません。容姿についても、あまりにだらしがないと審査でマイナスになってしまうので注意しましょう。

もう一点面談で注意しなければならないことがあります。それは「時間を守る」ということです。例えば面談の時間に遅れるような相手であれば、信用できない、と判断されてしまいます。
もちろん交通状況については遅れることもあるでしょう。その場合には、事前にどのくらい遅れるのかを連絡してください。たったそれだけでも何も言わずに遅刻するよりも印象がだいぶ異なっています。社会人的なしっかりとしたマナーを身につけている方のほうがファクタリングは圧倒的に利用しやすくなるのです。

言葉遣いにも気をつけましょう。経営者ともなると、会社内ではぶっきらぼうな話し方をしているかもしれません。しかし話し方一つでも印象は大きく異なってしまうのです。ガラが悪いと判断されてしまうだけでファクタリングが利用できなくなり、資金ショートになって倒産してしまったら後悔してもしきれませんよね。細かな部分ではありますが、最大限配慮して確実にファクタリングを利用しましょう。

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