新たに事業を展開しようにも資金がなければどうしようありません。資金ができるまでなにもしないでいると、せっかくのビジネスチャンスを逃すかもしれないのです。ビジネスの世界で生き残るためには、スピードが極めて重要です。
資金難になったら融資を受ければよいわけです。そこで注目すべきはビジネスローンです。法人や個人事業主が事業資金確保のために利用できるのがビジネスローンですが、実はメリットもあればデメリットもあります。プラス部分だけに目を向けてはなりません。マイナス部分も理解した上で利用すべきか判断すべきです。
こちらではビジネスローンにおける最新のメリットとデメリットを明確化します。様々な資金調達法の中でビジネスローンを選択しようとしている方は必見です。
目次
■ビジネスローンのデメリット4つ!
1.書類の提出量が多い
2.交渉の余地がない
3.金利が高い
4.融資金使途が限定されている
・書類を提出しなければならない
ローンの必要書類と言えば「本人確認書類」を思い浮かべると思います。しかしビジネスローンは企業が融資を受ける形になるので、企業の書類も必要になってきます。
【一般的なビジネスローンで必要になる書類~個人事業主のケース~】
・本人確認書類
・源泉徴収票
・確定申告書
・所得証明書
・課税証明書
・資金計画書
・事業疎明証明書
・青色申告決算書
・収支内訳書
・事業計画書
※すべてが必要になるわけではなく、上記したうち幾つかの書類が指定されるのでそちらを提出してください。
【法人のケース】
・代表者の本人確認書類
・登記事項証明書
・決算書
・決算報告書など
個人事業主であるか法人であるかで大きく異なってくるので、事前に確認しておきましょう。書類に関しては、基本的に3つから4つ程度提出する、と想定しておけば問題ありません。書類の提出がおくれると、それだけ融資までに時間がかかってしまうので気をつけてください。
・柔軟性がない~条件の変更ができない~
ビジネスローンは、決まった金融商品を利用することになります。個別に交渉して、こちらの条件を飲んでもらう、といったことは基本的に出来ません。
たとえば金利を安くしてもらえるように交渉したり、限度額を高くしてもらえるように相談したり、ということができないのです。要は条件にマッチングしなければ借り入れができない、といった特徴を持っているわけです。
・実質年率が高く設定されている
個人事業主や法人が利用するローンの中には、不動産担保のものもあります。銀行が行っているものもあります。それらは金利が非常非有理に設定されており、実質年率が3%から5%程度に設定されているものもあるのです。公的融資になると、さらに金利が低くなります。
ビジネスローンに関しては金利がかなり高く設定されています。ノンバンク系ともなると、実質年率で10%から15%にもなることも珍しくありません。
ただしビジネスローンといっても種類が多数あるので、中野は金利が低く設定されている物もあります。幾つかのビジネスローンを比較し、金利が有利なところを利用する、というのも大事なことです。
・ビジネス関連にしか融資された資金は利用できない
ビジネスローンなので当たり前のことではありますが、融資されたお金はビジネスにしか利用できません。フリーローンのように、使途が自由ということではないのです。自動車ローンや住宅ローンのような目的別ローンの一つ、といっても間違いではありません。
ビジネスローン利用者は、基本的に融資されたお金を運転資金や設備投資などに回していきます。もちろん生活費などの足しにしてはなりません。
もしもビジネスローンお使い方を謝ってしまうと、利用規約に違反したということで契約を解除され一括返済を求められてしまいます。
■ビジネスローンのメリット4つ!
1.担保&保証人が不要である
2.融資までのスピードが早い
3.総量規制の対象外である
4.選択肢が多い
・担保と保証人について
ビジネスローンは比較的気軽に利用できるローンです。担保も必要なければ、連帯保証人を用意する必要もありません。
実はこの担保と保証人が必要ない、ということは審査の簡略化にもつながってくるわけです。ビジネスローンのスピード融資は担保・保証人不要によって可能になっているのです。
ちなみに不動産担保ローンに関しては金利が低く設定されています。金利が高いのが嫌な方は、あえて不動産担保ローンを選択する、ということもおすすめです。
・最短即日融資も可能
ビジネスローンは審査を簡略化しています。担保もないので不動産を鑑定する必要もありません。保証人もいないので、保証人を審査する必要もないわけです。
業者にもよりますが、最短即日審査・即日融資も可能としています。
緊急的な利用にもビジネスローンは対応しているわけです
・収入によって融資金が制限されない
ビジネスローンであれば、年収の3分の1を超える融資も可能です。
一般的な消費者金融のフリーローンに関しては、年収の3分の1を超える借り入れはできません。総量規制というものの対象であり、年収が600万円の方であれば200万円までの借り入れしか出来ません。要は、すでに年収の3分の1を借り入れている方は新たな借入ができないのです。
ビジネスローンは個人向けの消費者金融とは異なります。極端な話をすれば、個人としてすでに年収の3分の1を借り入れていたとしても、ビジネスローンであれば利用できるチャンスがあるわけです。
そもそも開業したばかりのときは年収も高くありません。もしも年収制限があれば、高額の融資が受けられない、ということになります。ビジネスローンは年収に縛られないので、事業をローン業者に高く評価してもらえれば高額の融資も可能です。
・多くの業者が参入している
ビジネスローンでGoogle検索をかけてみると多数の業者がヒットするバズです。ビジネスローンを行っている業者の数は極めて多いので、様々な分野で比較してより良いところを探し出せる、といったメリットが有るのです。
ビジネスローンは銀行も行っていますし、ノンバンク系も多く参入しています。各業者によって金利や限度額も大きく異なります。利用条件にも差があるわけです。
自身が利用できる条件設定なのか、金利や限度額は自分の希望にマッチングしているのか、などをしっかりと調べ上げてから利用する業者を決めましょう。
■そもそもビジネスローンってなんだ!?
・ビジネスに係る資金を融資する商品
別名「事業者ローン」や「商工ローン」とも呼ばれています。
事業性資金の融資を行っているものであり、メインの対象者は個人事業主と中小の経営者です。
大手企業であれば銀行の大型な融資を受けられますが、個人事業主や中小の経営者はそう簡単に利用できません。そこで小型の融資を対象としているビジネスローンの出番となるわけです。
・ビジネスローンの種類は2つ
・銀行のビジネスローン
・ノンバンクのビジネスローン
銀行のビジネスローンは融資条件が厳しく設定されています。一方で金利が低かったり、限度額が高かったり、といったメリットもあります。
ノンバンクは金利が高く限度額が低い、とのデメリットがありますが、融資条件はゆるくされており審査は易しめなのです。
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